テーマパークの虜達 【68】
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このスタンドが納品された後、秘密裏に集まったサラと茜の3人で、色々試したものだ
った。パメラ達は、本当に拷問をやろうとしてる訳じゃない。あくまでこれはプレイなの
だ。たまに悪乗りするが、怪我人を出したこともない。
試用テストに際して、自分で、どれくらいぶら下がっていられるか試そうと、パメラは
自分を拘束させた。暫くすると、隣の部屋から、ＳＭ道具を乗せたワゴンを押しながら、
真面目ぶった表情で、茜が出て来た。バイブを股間に充てられたりしていた内は、悪ふざ
けに付き合っていたパメラも、悪友が浣腸道具を持ち出して来たのを見て、マジギレした
のを思い出す。しかし、その後ちょくちょく、自分が彼女達に激しく責められるのを想像
しながら、マスターベーションしているのは、パメラの知られたくない逸話でもある。
あの時、パメラが「リーダーの沽券に関わるじゃない」と、まじで諭してるのにもかか
わらず、「試さなきゃっ！」と真面目顔でまだ言う茜にむかついたが、結局、浣腸プレイ
を、後日ミーナで試した。ダリアやサラも居る前で、排便させられ、恥ずかしいと泣きじ
ゃくったミーナを思い出す。意地らしく思ったパメラは、その後、まだお腹をゴロゴロな
らすミーナを激しく愛してやった。そんなことを思い出し、当のミーナを見やると、まる
で、パメラの頭の中を覗き見たかのように顔を赤らめ、空々しく目を反らした。そして、
アキラの背を押し、レナの股間に彼の頭を押し当てた。
久しぶりに合わさる事の出来たレナの小陰唇。暫しの彼女達の休息を邪魔するようにア
キラの鼻の頭が、突っ込んだ。
更衣室のカーテンを左右に開く様に、恋人の小陰唇を左右に分かつ。その鼻の下にネト
リと愛液が付着した。
「サボるんじゃないよ」とパメラが怒鳴る。ミーナの動作を肯定するように……
顔を仰ごうとしたアキラの顎が、レナのアヌスを蹂躙する玩具の柄を、後ろに押し下げ
てしまう。会陰側の粘膜が捩れ、レナが「ああーーっ」と悲鳴を上げた。
ちょっと言葉にし難いレナの体内の臭いが、アキラの鼻孔に侵入した。
レナへの気持ちが萎えない為にも、アキラは意を決し、レナの陰部に齧り付いた。
「あっはーーっうう」と叫び、レナの口から黒いショーツが落ちた。もう用なしとばかり
に、それを手に取り、床に放り投げるパメラ。自らの腰を、チュウブの外径から付き出る
クッションの端に持たせかけ、ちょっと無理な姿勢で、レナの背に左腕を回した。間の障
害物はあるものの、寄り添える限り寄り添い、恋人がまさぐる様に、レナの左胸をマッサ
ージする。そして、レナの右わき腹から伸ばした右手で、彼女の陰毛を掻き分けた。
アキラは恋人の陰裂を吸引する。
蛸が獲物の体表に纏わりつくかのように、両方の小陰唇の腋に交互に舌の先端を走らせ、
時折両方を束ねては、麺類を啜る様に吸い込んだ。
そして尖らせた舌を、膣口に押し込み、スカートを捲る様に上に跳ね上げる。レナの体
内から来る震動で、自分の顔が、ブブブブブと微かに揺れるのが解る。
一呼吸しようと、口中で、舌をレロレロとストレッチさせる。唾液とはまた違う女性器
からの分泌液が、見る見る彼の味蕾を覆い尽くすのが解った。まるで、恋人の独占欲が薄
く透明な被膜となって、彼の口腔を覆い尽くし、支配しようとするかのように……
パメラの指先がアキラの鼻を突いた。「痛てっ！」と思ったが、パメラの指先を、寄り
目で確認し、その動きを交わしながら、愛撫を続ける。まるで、レナだけが施される側。
そして、アキラでさえ、パメラのパートナーであるかのような関係が成立し始めていた。
レナは、居眠りをする様に目を瞑り、時折、微かに唇を舐めた。快感に身を任せるかの
ように。
レナの大陰唇の内側をグイグイ指先で押さえつけ、パメラがコメントした。
「凄いねレナ！こんなにお○んこ膨らませて、こんないけいけのマ○コだと、妊娠しちゃ
うよ」
妊娠と言う言葉に反応し、我に返るレナ。いつかアキラの子供を妊娠する時が来るだろ
うか？彼は、私にプロポーズしてくれるのだろうか？そんな思いがレナを切なくした。彼
女の女性器官の全てが一瞬緊張し、そして弛緩した。そして、「まさか今妊娠しないよ
ね？」と心の中で、あてのない誰かに問いかけた。
「気を付けないと、我慢汁でも妊娠する時はするよ！」
まるで、心の内を見透かすようにそう言うパメラ。レナの乳首がしこる様に強張るのが
解った。女王は凄く可愛く思う。パートナーのアキラは、恋人の性器から染み出る分泌物
が増えたように感じた。思わず、彼女の気持ちに呼応するかのように、力強く膣口を吸っ
た。レナの大陰唇が恋人の頬を受け止めるようにフィットする。
男と女、そして、恋人と支配者の激しい愛撫のコントラストとその問いかけに、ヒート
アップし始めたレナの体。彼女の女性器官はどんどんと潤いを増していく。
パメラがレナの土手の上を、ジョリジョリと弄った。そして、敏感な部分に指を伸ばす。
レナの陰唇の始まる縫い目を見つけ、その柔らかい部分を探る様に、弄った。柔らかい皺
の始まる部分を、左右に揺さぶりその奥にあるものをグイグイと探る。軟骨の様に固さを
増したその部分の先端ではなく、その背中を包皮越しにグリグリやった。中指を中心に三
本の指をローラーの様に左右に力強く走らせる。
「うっ！うっ！ひっ！」と呻くレナ、身を捩るレナに構わず、続けるパメラ。
その指の動きは、さらに加速し、まるで、ひつこい汚れをこすり取るようだった。
お尻のバイブのスイッチは、切って貰えていない。産道の裏側から子宮を鷲掴みにする
ような震動と、パメラの指の動きとに挟み撃ちにされたレナの下腹部の性感体。位置と方
向の定まらないピリピリした刺激の流れに、彼女は身もだえする。ガチャッと音が鳴り、
レナは再び鉄棒を掴んだ。少し腰を浮かし、股間をロールさせる。アキラの胸を尻尾の毛
が撫で、恋人を愛撫しようとする彼の唇は、ハーモニカを吹くような趣になった。
パメラは、自分の指先を筆のようにギュッと、束ねる。ギターの弦をつま弾く様に、鞘
の先端を擦った。パメラの指先に翻弄される包皮、その合間に、頭を回転するかのように
クリンと剥かれる陰核。充血し、脹らむのが良く解る。赤貝の内臓をみるようなその光景
は、アキラの男性本能を激しく刺激した。目の前の人間の器官が、恋人であるレナのもの
であると言う理性的な認識は、スピンするように頭の中から消え去り、変わりに、獣の様
な衝動がアキラの心を支配する。レナの股間に追いすがる様に首を伸ばし、貪り付く。そ
して、恋人の股間から漂う臭いの全てを吸い取る様に、鼻から深く息を吸った。数分前に
は生理的な嫌悪感を感じたその臭いも、今や男の欲望をそそる魅惑的な香りに思えた。
エレキギターを奏でる様に、パメラの右手の指先が、レナの敏感な部分を翻弄した。
アキラはステージの上で、ボーカルのレナと絡むショウの姿を思い出した。ジェラシー
の芽が、脳裏に先端を覗かせたが、すぐに消えた。レナは今、確かに自分の女なのだ。自
分達と言いかえれば、パメラの玩具にされている訳であるが……レナのパートナーが唯一
自分だけ？と思うと満足感がアキラの心を充たした。そのことを再確認するかのように、
恋人の腫れぼったくなったビラビラに吸いつくアキラ。生なましい感触と味わいを楽しむ。
レナの肛門に突き立てられた玩具の柄が自分の顎に翻弄されるのも気付かず、頭を振った。
「あんっ！うっー、うっ〜〜！」と呻く恋人。何かに襲われた様にガタガタと震える。
腰を、ロールさせ、ギシッギシッと逃げるレナ。
落ちる楽器を宙に持ち上げようとするかのように、女王がレナの膣口を捕えた。ぐぐっ
と押し込み、恥骨を吊りあげるように、持ち上げるパメラ。上顎を捕えられた獣の口の様
に紅い中味を覗かせるレナの膣。頬が伸びるように上下に突っ張る大陰唇。パメラは押し
込んだ指先を、マシンガンの様に注送し始めた。恋人の愛しい股間が届かない高さに至り、
部外者にされた気分で寂しく見上げるアキラ。ピッピッと愛液の飛沫が彼の顔に散る。
突然、レナの膣が「くっくっくわ―」とその口を痙攣させた。
レナの全身に力が入り、スタンドの天蓋が、ガガっと音を立てた。彼女の下半身の筋が、
数秒の間、押さえ込みを跳ねのけようとするレスラーのように、強張った。
壮観な恋人の絶頂を、呆けるように眺めるアキラ。
彼が、首の疲れを思い出したその刹那。体全体でため息を突くかの様にレナの力が抜け、
鉄棒を離した彼女の両手首は、柔性ゴムのホールド付き手錠に力なくぶら下がる。体をビ
クンビクンと震わすたび、レナの足首を捕える反応式ホールドが、ガチャガチャ鳴った。
上気した顔を左右に揺らすレナ。彷徨う自分の魂を探すかのよう。
それを見守るパメラの表情は優しかった。レナは絶頂の余韻の最中、パメラの労わる様
に変化した指先の動きに気付き、ぼんやりと目を開く。パメラと目が合い、愛情のような
ものをその表情から読み取ったその刹那。
それを悟られまいとするかの様に、女王はその指先に再び力を込めた。激しく敏感にな
った性感体に、追い打ちを掛けるような攻撃だった。
レナは「うくっ……いや、ひっぃ！」と悲鳴を上げ、再び腰を捩らせ始めた。
★
トムはワンダーの戦艦の操縦室にいた。合体時に、四つの砲塔の役目をする四隻のサブ
シップは、本船との結合を解除し、それぞれパトロールに当たっている。変わりに、自分
の宇宙船は、戦艦の船底のドッキングモジュールに繋がれている。
一旦、要塞に帰還し応急修理を行うためだ。
そう言う訳で、二人きりになれた。
「心配したんだよ……」とワンダー。
何か、しおらしい。
さっき、トムごと、敵の戦艦を主砲で撃ったのは、気にも留めていないようだ。
「大丈夫？」と呼びかけて来たあの時、通信画面に映ったワンダーの表情にシーサーを
連想したのを思い出す。絶対、女の方が鼻息荒いよな！改めて、そう納得するトム。でも、
それだけトムがパメラ達の手に落ちるのを本気で嫌がってくれた証拠だ。
「今晩、一緒に食事しない。二人きりで」
あらっ！と思う位、自然にその言葉がトムの口から出た。
ワンダーは思う。ベノン要塞のゲストエリアに誘う気かしら。食事する場所は幾らでも
ある。でも、このエリアのホテルは、性格柄ＳＭ系の施設が多い。今日要塞で見たＳＭシ
ーンを思い出し、ワンダーの胸はドギマギする。
トムの顔を見返し、「早く答えないと」と思う。それに、良く考えると、敵の攻撃がど
うなるか解らない以上、今晩から暫く3交代制位のシフトが必要となる。そんなことはト
ムも解ってる筈だ。あっ、だめ！トムの表情が戸惑い始めたわよ。ワンダーは心の中の自
分の背中を突き飛ばす。
「うん！」コクンと頷き、そして言葉を続けた。
「私の部屋に来る？」
窓外で、巨大都市の様な宇宙ドッグがゆっくりと回転する。それを背景に、部屋の真ん
中に立つワンダー。トムは返事をする変わりに、彼女に歩み寄り、その額にキスをした。
ビクリとしながらも、目を閉じ、軽く開けた唇をトムに向ける。
トムは、同盟するチームのリーダーの唇を奪った。
後戻りできない熱い感情が二人の間を通い合う。