テーマパークの虜達 【28】
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初め、信じたくはなかった。パメラ達の性質の悪い悪戯、フェイクだと思った。
悲しいかな、彼女の胸や赤裸々に晒された肢体、股間の毛並みを見ても判らなかった。
しかし、カメラを見返す顔。日頃見たことのない表情ではあるが確かにレナのものだ。時
折、正気を取り戻したかのような表情が垣間見れ、アキラの確信を強めた。しかも肩の後
ろで惨めにしわくちゃになったシャツは、アキラがレナにプレゼントしてやったものだ。
悔しさで、涙が出てきた。こんな容で、彼女の全てを見るなんて！！
白い胸が恥ずかしげもなく、上下している。まるで安っぽいＡＶの本番シーンのように、
大げさに揺さぶられている様に見える。今までのレナのイメージは心の中で崩れた。レナ
とアキラの意思は無視され、無理矢理に裸のレナが突き付けられた。相手役がどうやら女
性だったことはせめてもの慰めだった。
アキラが果てても、画面の中の陵辱は続き、ペニスを包む管は蠢き続けた。グローブに
はレナの脇腹の感触が伝わってくる。
「こっちはもう済んじゃったみたい」
パメラの何者かと話し合う声がする。
「私はまだまだよ、彼女も往き足りないみたい……はっ…あっっ…」
レナの相手が画面の中から応えた。
アキラの背後でもうひとりの女の声がした。
「嘘ついたみたいだけど」
ローションでもぬったかのような、ヌルッとした感触がし、指が肛門に進入して来た。
アクセルを押すかのように生殖器の裏側を刺激してくる。
「もう一戦頑張らせてあげるわ」
まるで、獣医のようにアキラの身体をコントロールしてくる女の指先。
「レナと初めてでしょ。頑張るのよ」
パメラの言葉は、推測にしては、確信に満ちてる。
視点が変わり、レナの顔が見えた。鼻の穴を広げ、目を見開き、よがり声を上げている。
愛する女が今、手の届かない所で一匹の雌に成り下がっていた。レナにすまないと言う気
持ちが湧き起こってきた。自分が彼女を巻き込み、こんな目に遭わせたんだ。思えばアリ
エスの災難をアキラがしょい込んだ容だ。それは、すぐに怒りに変わった。アキラはこの
ことが終われば必ず、暴れてやろうと思った。こんなものはゲームじゃない。女王気取り
のパメラを組み伏せ、男の力を思い知らせてやる。
そんなアキラの感情を見透かした様にパメラは言葉を続ける。
「今度は本当にやらしてあげるわ」
「レナもきっとあなたが本命よ」
パメラの発言の背景と未来を考えるには辛過ぎる程、快感のうねりが再びアキラを包み
込んでいた。画面の向こうの女もそれを待っていたかのように、再び生々しい場所に視点
を変えた。茂みの狭間で、レナの性器はすっかり恥じらいを失い。ディルドーが抜き差し
される度、まるで生ゴムのように張り付いて伸び縮みしている。
あたかもアキラが腰を動かしているかのように腹の下をスライドする電動女性器もその
動画とシンクロして蠢いた。アキラの精液を一端吸い込んだそれは、クチュクチュとやら
しい音を立てる。それだけではなかった。スピーカーからも同じような音が、電動のペニ
スがレナの膣圧をスキャンしながら掻き混ぜる音。彼女の陰毛にも泡立った愛液が付着し
てるのが見える。快感とレナとの一体感がアキラを飲み込み始めた。
「他の男とやらせたりしないから、安心するのよ。あなた達を番にしてあげるわ」
パメラの言葉が遠く感じられた。
「私の言うことを大人しく聞いていればね」
相手役の黒い手。センサーの付いた手袋を嵌めているのだろうか？実際、アキラが嵌め
られたグローブには、レナの身体を支えるかのような感触がリアルタイムで送られて来て
いる。その手はレナの両の乳房をギュッっと握り締めた。まるでつきたての餅を捻り、千
切るかのように。グローブの中のアキラの手も同じ動作を強要される。レナの表情が足で
もぶつけたかのように苦々しげに歪み、眉間に深い皺を寄せた。自分がやったかのような
罪悪感に襲われ、謝りたい気分のアキラ。しかし、自分の掌のなかでは、レナの乳房が逃
げ場を求める感触が情け容赦なく伝わってくる。そんな痛そうなレナの表情とは裏腹に、
アキラの男根を絞る人工の膣は愛しく彼を締め上げてくる。黒い手は、強く、そして時に
はやや力を弱め、レナの乳房を捻り挙げ続けた。あばら骨が浮かびあがる程激しく。
「本当なら、アリエスがこんな役した筈なのにね」
年上ぶった口調でパメラが言った。
「今ごろマサトとやりまくってるのかしらね？それとも膝小僧抱え込んで、落ち込んでる
かしら」
「オナ狂いになってるかもよ！それより、今度捕まえたら、私もよしてよ。あの娘、気が
強そうだから、虐め甲斐ありそう」
相棒が応えた。
パメラが言う。
「そうでもないわ！ぶるぶる震えて、挙句の果てはさんざんよがってたわ」
「じゃあ、やっぱりオナ狂いになってるわね」
パメラ達の勝手な会話に耳を欹てる余裕はアキラには無かった。
相手役は、レナの膝の裏に手を添えた。足首を拘束されるレナの両足を支えにして、抉
り挙げるように、小刻みに腰を動かし出した。
「はあうん」
レナの叫びがアキラの脳を痺れさせる。人工膣がアキラの亀頭の先端を弾くように叩い
て来た。
「オウ……ワウ、、ｈａ、はん、はん、はあ」
鼻歌を歌うようにリズミカルに声を挙げ出したレナ。
時折、アキラを絞り、また謳い出す。
「い、い、ひ……いい、いい」
愕然としたような表情のレナの口は、本当は何を言いいたいのだろう。良い？好い？
アキラは今の状況の腹立たしさなどもうどうでも良くなっていた。
ただレナと直接抱き合いたい、そして、二人一緒に居られるなら、プライドも権利も知
ったことか。こいつ等にどうされようとも！
レナの知性の失われた瞳と、獣のような息遣いは、アキラには彼を誘っている様に見え
始めた。凄く、気持ち好い。でも男はそう思ったら、引き潮はもうすぐそこだった。若い
アキラにとっては！
パメラの励ましが聞こえる。
「ほら、好きなんでしょ。今度こそ一緒に往きなさい。愛してるんでしょ」