テーマパークの虜達 【32】
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「入隊手続き済ませたから、あなたにも軍籍が出来たわね。外は、暑かったでしょう」
パメラがトキエに語りかけた。
「これで、船室でお遊びできるわ」
トキエの髪を指先で弄びながら、言う。
「ショートカットで良かった。ヘアピースで上手く化けれそう」
トキエは恥ずかしさのあまり、相槌を打つことさえ出来ない。
目の前のディスプレイには女性の顔や性器が時折、大写しにされる。有力プレイヤーの
一人っぽい。トキエ本人は、まる裸の大股開きで、婦人科の診察台のようなものに座らさ
れていた。昨日のように同性に性的な悪戯をされている興奮を伴った恥じらいではなく。
プライバシーを認められていないペットとして扱われているような哀れな羞恥心を感じて
いた。でも、大陰唇の周辺にちくりと刺激を感じると、ジッとさせられていることも手伝
って、恥骨の裏側あたりが疼いた。
「でも手入れの仕方が素人並みで良かった。モデルよりも刈り込んでたら、下のヘアピー
スはちょっと難しいから」
部下らしい女の一人がトキエのアンダーヘアのトリミングを終え、パメラのアドバイス
を受けながら、陰唇周辺にファンデーションを塗り始めた。
「どうせ、貴方の編集でごまかすんだけど、どうせやるなら念には念を入れてね。作戦に
妥協は禁物！」
「この娘の方が包皮が少し長めかな、小陰唇はよく似た感じ、でも顔付が似てるとあそこ
も似るものね」
「会陰と肛門の辺り、色が違うわね」
女がパメラの意見を聞きながら、画面のそれとトキエのそこを見比べた。そして、モニ
ターには、トキエのその部分も同時に映し出された。恥ずかしさのあまり目を閉じるトキ
エを尻目に、女は指先で、触れながら確かめる。
「あれ、この娘、濡れているよ」
パメラ、がスポンジを取り、トキエの、前庭を拭いながら言う。
「後で存分に濡れていいから、今は少し違うことを考えてて」
もう一人の女の指先が、子供を嗜め、ぽんぽんと頭を優しくたたく様に、トキエの恥丘
を叩いた。
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少し、転寝した。両手は皮手錠で拘束され、胸の辺りまでしか下ろせない。素っ裸で、
毛布を被せられていた。ペニスが血で逆流するような違和感を覚えた。傍らに茜が寝そ
べって居る。彼女が鶏の首を絞めるようにアキラの持ち物を絞り上げているのだ。
「あら、起きたの？これは朝起ち？それとも疲れマラかしら！」
耳元で、とぼけた台詞を履き、アキラの膨れ上がったものを掴みながらゆっくりと起き
上がる。
アキラの腹の上に半ば屈み、亀頭に鼻先を近づける茜。
「お汁が滲んでるわ。いやらしい夢でも見たんでしょ」
そう言って改めてアキラを見詰め返した。
「お相手してあげたいけど今はだめなのよ。もうすぐたっぷり抜かせてあげるわ、残念な
ことに相手は私じゃないけど」
半ば本気でそう告げながら、アキラの煌く亀頭の先端を指先で拭い、それを愛しげに自
分の耳の裏に塗り付けた。
「あとでパメラに強請って見るわ」
少し理性のお留守になった茜の瞳の輝きが妖しい。
茜にどう応じて言いか困惑するアキラ。我に返ったように茜が尋ねる。
「ところでお腹大丈夫。この部屋温いから良いけれど。後でまた痛くなるかもよ」
アキラの腹部を押さえるように撫でながら、茜は言う。
「それとも全部でちゃったかな〜」
子供に尋ねるように応えを促す。
「うん？どうトイレする？」
腹具合を伺うかのように、アキラの臍に頬を寄せる茜。
「大丈夫……」
答えるアキラ。茜の目に女王様然とした輝きが戻る。
「「大丈夫」？」
アキラの睾丸を握り上げた。
「「大丈夫でございます」でしょ！」
「言葉遣いを間違えると、パメラにお仕置きされるよ」
「もう一度、言ってごらん」
躊躇するアキラ。茜は左側の玉を抓む指先に力を加えた。
「どう、お腹は大丈夫？」
「大丈夫です……」
ようやくくぐもった声を吐き出すようにそう言ったアキラ。
茜はそれでも指先の力を緩めなかった。
誰でもいいから助けて欲しい、そう思った時、ドアの開く音がした。
「どう？」
茜の背後からパメラの声。アキラは、ここが敵陣であることを改めて思い知ら
された。