テーマパークの虜達 【67】
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パメラはミーナを促し、レナの両膝を開かせた。にも拘わらず、バネが引き戻すように、
再び閉じようとするレナの太股。パメラがその手に、左右に引き裂く様な力を込める。女
王の右手の小指が、レナの肛門に突き刺さった。愛液に濡れた肛門に、意図せず頭を突っ
込んだ小指だったが、女王はその状況を利用し、脅迫するように、その指を震わせた。堪
らず両膝を開き、股間を上前方に突き出す。恋人の目の前で、お尻の穴を弄ばれるなんて、
最低だ……レナは微かな抵抗の意思をパメラに示したくて、いや恋人にも知って貰いたく
て、体に力を込め、少し急激に動いた。
膣口が、アキラの鼻をどんと突いた。ネバっとした感触が、アキラの鼻の頭を撫でる。
レナは一瞬「ごめん、アキラ」と叫びそうになった。
ちょっと鼻骨がジンとして、一端しかめた瞼を再び開けると。アキラの額の前には、天
井へ膣口を向けるレナのお○んこがあった。それは、仰角を一杯に取ろうとする大砲のよ
うな姿勢だった。女王の小指が恋人のお尻の穴に沈んでいるのが見えた。「フンフウ！ハ
ァッハッム！ッウ」とレナの激しい息遣いの後を、彼女の両足を支えるチューブの軋む音
が追いかける。パメラの小指が抜けると、姿勢に限界を感じたレナの股間は、再びアキラ
の目の前に降りて来た。すかさず、レナの大陰唇を捕え直す女王の両手。
アキラは、宥めるように、恋人の性器へ愛撫を試みた。アキラの舌がレナの小陰唇をペ
ロンと左右に分かち、時折、陰核の頭をチロチロ撫でた。痛痒感のような感覚がピリピリ
とレナの神経を駆け巡った。そして忘れかけていた尿意が再び頭を擡げる。膀胱がもう限
界に近い自覚さえ芽生えて来た。「ああっ！だめっ！アキラだめっ！そんなんじゃだめ、
そんなこそばゆい舐め方じゃ。おっ、おしっこが出ちゃうーー！」と心の中で叫び、じれ
ったさに身を捩るレナ。抗議するように首を捩じり、無理なのにも拘わらずパメラの方を
見ようとする。
パメラが言った。
「あぁあぁあぁ、そんなんじゃ駄目よっ！もっとしっかり舐めてやらなきゃ、そんなトカ
ゲみたいな舐め方、まるで拷問よ」
肝心なことは解ってくれない。でも少しは私の気持ちを酌もうとしてくれるのは嬉しい
とも思う、純真なレナ。
彼女は、このイベントが始まる前、サラに促されタップリ飲まされた飲料が利尿作用の
高いものであったこと等、露も知らなかった。空々しいパメラの台詞に潜む企みなど知る
由もない。
アキラはまだ、チロチロ舌を動かし続けている。「きーーっ！」と黄色い悲鳴を上げそ
うな気分だった。
恩着せがましく女王が言う。
「アキラをステージの上にベタ座りさせてやろうか、その方が舐めやすいでしょ」
それを聞いて、ようやく、アキラが舐めるのを止めた。レナは、恋人に目撃されるのを
承知で、括約筋に力を入れた。何度か繰り返し、煩い尿意を押し黙らせようとしたのだ。
アキラは恋人の股間をあまり見詰めてやると恥ずかしがるだろうと思い、彼女の顔を労
わるように見た。レナが、情けなそうな表情をこちらに向ける、でもその表情が感情をコ
ントロール出来ていないような狂おしいものでないことを見てとり、少し安心した。アキ
ラは、今がチャンスとばかり、呼吸を整える。
深く息を吸う。そして、鼻の頭からソーセージの様な匂いがすることに気付いた。アキ
ラが鼻をスンスン鳴らすと、レナは恥ずかしそうに顔を赤らめた。恋人の股間で鼻を鳴ら
すのはデリカシーのないことだと反省するアキラ。
ミーナが、アキラの背に歩み寄り、突然、気がついたように言った。
「えっ、でも、尻尾は？」
パメラは笑った。
「あら、そうね！アキラのアナルじゃまだ無理ね。痛がるでしょ、多分……じゃあ、抜い
てやりなさい」
あからさまなパメラの台詞に、奴隷たちは二人とも顔を赤らめた。そして、アキラが自
分以上にパメラに散々弄ばれていたのを思い出した。レナが、労わるような表情をアキラ
に向けようとしたその時には、既に彼は、ミーナに促され、レナの股間の下の方に頭を下
げるところだった。アキラは頭が真っ白になった。直腸への違和感は、もう仕方のないも
のだと諦めていたが、まさか、恋人のすぐ目の前で、抜かれることになるとは。「お願い
見ないで」と心の中で懇願するアキラ。
パメラがスパイを通じて入手した情報で、アキラとレナが想い合う関係であることは、
認識していた。だが、このゲームに参加してから、ちゃんとした恋人のいなかったミーナ
は、短い時間ではあるがアキラに好意どころか恋愛感情さえ抱いてしまっていたのだ。
ミーナはアキラと抱きあったことを、思い出した。
でも今は、アキラのレナへの感情がひしひしと伝わって来る。アキラの固い男根に付き
まくられ、ラビアの捩れに痛みを感じたのさえ、愛おしく思えたのに……あの時この男が、
実は自分ではなくレナの面影を頭に描いていたのだろうと思うと、憤りを感じた。
ミーナは、ストッパーのエアーを抜き始めた。シューっと音がまだ鳴り、棒状になりき
っていないそれを、勢いよく抜いた。ズボンと音が鳴り、アキラが呻いた。悪びれず冷た
い表情のミーナ。レナは、非難するような視線を彼女に向けた。そんなレナの表情に気付
き、鼻をしかめて見せるミーナ。「臭い」と言う、これ見よがしのジェスチャーだった。
悔しさに唇を歪めるレナ。アキラはステージのガラス張りの床に。額を張りつかせなが
ら、なかなか閉じきる感触をもたらしてくれない熱い肛門を懸命にひくつかせた。動物の
生態を観察するようにそれを見下ろすミーナ。
パメラが何か目配せし、首を振った。顎の動きと唇の歪め方で、こんどは上司の指示を
的確に読み取る。
ミーナは言った。
「恋人のだから気にしないよね！」
アキラの首筋が凍りつき、レナの眉は吊りあがった。
先っぽに何やら、付着してる感じがしたが、気にせずレナの肛門に押し当てる。ローシ
ョン代わりにでもなるだろうと、残酷な女王の方便が頭に浮かぶ。
「きっ！しーぃ」と気持ち悪さに、歯を食いしばり、唇の端から空気を漏らすレナ。ズー
ンと膣道の裏を突き抜けた衝撃は直腸の奥に違和感をもたらした。ズウーッとスムーズに
入ったそれが、最後の数センチで、微妙な固形物の抵抗を感じた。どうせ、このことも、
後でパメラの遊び道具になる筈だ。
レナが怒った牝猫のように目を見開くのが可笑しかった。無視して、エアーを注入する
ミーナ。経験したことのない感覚に、「ムフッ」と呻くレナ。直腸が埋まって行く感じが
する、にも拘らず肛門は押し開かれる感じがあって、その粘膜は空気に触れる感覚に敏感
になった。何かが奥に押し込まれるような経験したことのない感触が大腸を舐める。お尻
の中の圧迫感は、レナの尿意を暫し忘れさせてくれた。
ミーナはバイブのスイッチを入れた。直腸を押し広げるそれが、「ぶぶぶぶっ、ぶぶぶ
ぶっ」と震動を開始する。「うわわわわわわわ！うわわわわわわわ！」とレナは呻き続け
た。ミーナに向けた非難の視線は、どうにかして欲しいと言う懇願の眼つきに変わった。
ミーナがアキラの体を起こした。
パメラが言う。
「ほうら、見ておやり」
ミーナがその台詞に合わせるように、右手でアキラの頭の毛をがっしり掴み、レナの股
間へ近付けた。そして左手で、もふもふした犬の尻尾のような部分を奥へ裏返す。見安く
なった挿入部分。レナの肛門が、万年筆のような柄の根元を咥えている。彼女の腹筋が呼
吸で波打つのに合わせて、膨張した部分が時折、顔を出したり、引っ込んだりした。紅い
粘膜が伸びるように時折顔を覗かせるのは、あまりにも被虐的な光景だった。ビリビリと
する震動に、挿入部は妖しく泡立っている。複雑な色合いを見せ、レナの肛門を濡らすも
のは、もはや、レナの体から出た分泌物だけではなかった。さっきより、更に複雑な臭気
がアキラの鼻孔を通り過ぎた。頭の中が真っ白になった。ぼんやりと、恋人を見上げるア
キラ。下唇を噛みしめながら震動と羞恥心に耐えるレナ。その視線は、アキラではなく、
遥か彼方の虚空に向けられていた。
ミーナは一旦、アキラを立たせ、ステージのガラス床の上に規律させた。お尻の割れ目
が、気持ち悪い。さっき尻尾型の玩具を肛門から抜かれたにも拘わらず、その周辺を拭い
てさえ貰えなかったからだ。ミーナの態度が冷たく感じるアキラ。でも今はその方が良い
と、レナへの後ろめたい心情を思い出した。半勃ちになったアキラのペニスが、レナの太
ももに触れた。ぺタッと当たり、離れた後冷たい感触がした。アキラの性器からレナの太
ももの間に、我慢汁が伸びたのだ。
恋人と結合させて貰えるのか？と、喜びに震えるレナの下半身。その期待を裏切るかの
様に、アキラは座らされた。
冷たい感触が、熱く火照ったアキラの尻タブには心地よい。睾丸も床の上に付いた。両
足を大きく開き、丸いステージ全体に跨るような格好だ。女達のようには体が柔らかくな
いことを考慮してもらえていない。股間の腱が持つか心配だった。パメラのハイヒールの
つま先が太ももに当たる。大事な部分が、パメラに踏まれないかも心配になった。相変わ
らず両腕を背後で拘束されているためバランスが取れない。ミーナがその背を、支えた。
ミーナの支えがなかったら、もんどりうって背後に倒れるだろう。
レナの肛門から生える尻尾が胸に当たりこそばゆい。さっきは、前のめりだったが、今
度は、仰ぎ見る感じだった。レナの陰毛が林の様で、その陰からようやく彼女の顔を確認
することが出来る。
レナの背後でパメラは言った。
「ちょっと、離れるから、鉄棒、離すんじゃないよ」自分が支えてやっても、もう限界だ
ろう。そう思い、レナが頷くのを確認すると、チューブの下を潜ろうとした。アキラの膝
に蹴躓き、つんのめりそうになりながら、スタンドの右側に出たパメラ。再びクッション
を手に取り、ごそごそと、レナの腰に宛がう。真ん中が、Ｕ型に刳り抜かれた形状の為、
両方の坐骨はクッションの芯にしっかりと支えられる。その代り、どうしても股間に向か
って体重が掛かるため、性器と肛門は、返って剥き出しになる。両足に力を入れ、下半身
を突っ張るレナ。自分の体重で、チューブがギシギシ言うのは少々女心を傷つけたが、か
ろうじて尾てい骨の辺りも、座る状態に落ち着けた。久しぶりに両腕の力を抜き、手錠に
ぶら提げることが出来た。思わずため息を付くレナ。